203.香椎線の電化をシミュレーションしてみる

2015年02月16日

香椎線は粕屋郡宇美町から東区の西戸崎までを走る路線である。福岡市東部からベッドタウンの粕屋郡を走る路線であるが、非電化の単線という寂しい感じである。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

203.香椎線の電化をシミュレーションしてみる
ウィキペティアによると日中の運行パターンで交換設備を全て使用しているため増発が出来ず、線内の利用者が少ないた
め増発だけではなく、電化・複線化の予定もないとされている。しかし利用者が少ないというのはちょっと疑問である。交換設備も電化だけでもすれば変わってくるかもしれない。

まず現在のところ香椎線の利用者をアップさせるためには香椎から南東、粕屋郡方面の集客をしっかりやらなければならない。今のような2両の薄汚れたディーゼルカーを運行していたらやはり学生など必要にかられていない人はあまり乗る気にならない。しかも天神方向へ行くバスがキレイになってきているため余計にそうなるのである。

しかし同じ2両であっても、仮に香椎線が電化だけされて篠栗線を走っている電車を導入することが出来たらそれだけで利用者はグッと増える。やはり列車にも清潔を求める時代である。それだけでも全く違うと思う。それが収益に繋がれば駅そのもののバリアフリー化や清潔に保つための建て替え、駅の拡張などが促進されるものと思われる。

また電化していれば香椎線で西戸崎から香椎を通って博多駅に行くという列車を復活させられる上に香椎からそのまま突っ切って長者原まで行きそこから篠栗まで延伸するということも考えられなくもない。また逆に宇美から長者原まで行き篠栗(学生向け)、また逆方向で博多駅(ビジネスマン向け)に行くというのも考えられる。長者原では通常香椎線が2Fで篠栗線が1F。篠栗方面に行くためには階段を下りて乗り換えなければいけないが、もし篠栗まで延伸となればその負担も減る。長者原駅はバリアフリーが効いているようでこの香椎線と篠栗線の乗り換えに関してはバリアフリーが出来ているかが現在不明である(確かできていなかったような・・・)。

実際9/15に篠栗線乗ってみたが、筑豊本線の折尾~新飯塚間がかなり飛ばしている感じなのに対してもう一つスピード感に欠ける。これが単線の泣き所である。かつて愛知県の多治見と岐阜県の美濃太田を結ぶ太多線に乗ったことがあるが80kmほどの速度でありながら非常にスピード感のある列車であった。ここは非電化だったにもかかわらずである。香椎線はというと60kmぐらいにしか感じない。駅間が短いのも災いしているようであるが、遅いというイメージを変えないとどうしても客は渋滞するのが分かっていて列車より速度も遅いはずのバスを利用しがちである。

香椎線は福岡市内でも本当に珍しいローカル線である。しかし利用価値はいろいろあると思う。住宅街では通勤通学、病院への通院やお見舞いなんかもある。また雁の巣ではアビスパ福岡が練習場として(ホークスは来年までで終了)使用している。海ノ中道は観光での利用価値が高い。まだまだバリエーションはあると思うのだが、なぜこのアイデアが出ないのか。コストを考えるよりもいろいろ回して行けるようにした方が日本の経済は活気付くと思うのだが・・・ただの理想にしかならないのか・・・。


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Posted by sansanhiroba at 11:36│Comments(0)メンバーコラム日記
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