275.真剣に考えよう「悪意投稿」

2015年04月09日

インターネット上のツィッターやブログに対するいわゆる「悪意投稿」が一向に減少しない。そして恐ろしいことで「悪意投稿」は増加傾向にある。

275.真剣に考えよう「悪意投稿」 倫理観の欠如この悪意投稿に対しての理由というのがあまりにも短絡的すぎる。「意見に反論したかった」「コメントを見て不快になった」というのだが、これはまず簡単に投稿できるからという問題がつきまとう。そしてそれ以上に不快になるというところで抑えが効かないというかあまりにも簡単に不快になりすぎてやしないだろうか?


「仕返し」「面白そう」「みんながやっている」「炎上させたい(混乱に陥れてあざ笑う)」とかダサくてカッコ悪くて目も当てられない行為である。小学生でもそんなことは考えないが、その裏にはどうしようもない精神年齢の低さを感じずにはいられない。

情報処理推進機構の識者は「若い層に倫理意識の低下が見られ、教育の必要性が高まっている」と指摘。テレビでも有名な精神科医・香山リカ氏のコメントとして「実生活が思うように行かず、悪質投稿で憂さ晴らしをしているのが若い人間に多いのでは?(中略)書かれた相手がどういう思いをするのかを想像する力が全体的に劣ってきていると感じる」とコメントしている。

筆者は携帯電話しかもガラケーを昨年持ち始めた。しかし信頼の置ける人間にだけメールアドレスを教えているぐらいでツィッターやフェイスブックなどは全くやっていない。この手のSNSをやらない理由は、某大手掲示板に10年前に中傷を書かれたことがあるからである。しかも最近になって4年前にもされていたことが最近わかった。

しかしツイッターなんかを見ていると、みんなで失言した相手を一斉に書き込みでボコボコに叩いていわゆる「炎上」という状態になっている。これはいわゆるリンチとも取られるが、小学生の帰りの会レベルである。一つ悪いことをしたと言われると相手が謝罪したりアカウントを閉鎖したりするまで徹底的に叩く。この状態は帰りの会でみんなで責め倒して涙ながらに「ごめんなさい」を言わせるのと全く同じである。筆者はいわれのないことで小学校時代に帰りの会で毎日のように責められていたのでやられる側の気持ちは多少なりとも分かるつもりである。またこれが活字となって画面上に残るというのが大変な精神的ダメージを伴うということもなかなか知られていない。

お笑い芸人のスマイリーキクチが関係ない殺人事件の犯人だといわれて掲示板やツィッターで「悪質投稿」を食らい警察に被害届を出したということがあったが彼曰く「悪意ではなく正義感と思って相手側はやっていたらしいが、書かれる方にとってこれほど怖いことはなかった」と。そう、帰りの会でも関係ないいわゆるしっかりした児童ということになっているヤツが自分勝手な正義感を振り回して責めてくるのと何ら変わりはしなかった。責められている筆者は怖くて仕方なく暴れたりするしかなかった。

言えることは便利さが精神的な成長を妨げているということである。しかし人を責め倒し吊るし上げにするという心理は太古の昔から変わっていない。根本的なものを変えるという強い意識が必要である。


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Posted by sansanhiroba at 09:05│Comments(0)メンバーコラム日記
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