276.筑肥線の新型列車導入

2015年04月09日

JRの筑肥線や地下鉄の空港線を利用している方であれっ?と思った方がおられるかもしれない。赤が基調であった唐津方面の列車の中に白い列車が走り始めているのだ。調べてみると本当に今年の2月いわゆる先月から運用されているというから驚くのも言うまでもない。筆者は天神から祗園まで乗るために待っていたところこの列車がやってきて驚いたという経緯がある。しかし新型の列車はとても気持ちが良く清潔感がある。

キャッチフレーズは「人にやさしく、環境にやさしいスマートトレイン」。276.筑肥線の新型列車導入

この列車もロングシートではあるが背もたれのクッション部分が柔らかく実に座り心地がいい。頭にもクッションがある部分があり疲れたときでも背筋を伸ばして座った方が快適感を得られるという仕組みになっている。

この列車はクハまたはモハの305系等の番号がついている。赤の古い車両が103系、新しい赤の車両は303系となっている。がこの白がこのほど305系でデビューしている。103系が筑肥線の電化に合わせて作られ運行されてきたが、その大体としてこの列車の導入に踏み切ったようである。実はこの白の列車すでに同系列のものがあり鹿児島本線(クハ817系)・筑豊本線(サハ813系)でほぼ車内が同じものが数年前から導入されている。ロングシートであるがこちらも大変乗り心地は良い。ただし床やイスの色彩など車内の細かいフォルムは違っている。

この305系のクハ817系との決定的な違いは筑肥線の電流の問題にある。鹿児島線や筑豊線は交流の電気なのに対して筑肥線は地下鉄との相互乗り入れのために直流の電機で動いている。そのため直流に合わせた仕様で概観はほぼ同じという列車を作って運行させているというわけである。また305系は筑肥線内でボタンを押して開閉できるというシステムが導入されている。開閉することによって冷暖房の節約に一役買うことが期待されている。

筆者は先日その乗り心地の良さからか天神で降りることが出来ず、西新まで乗り過ごしてしまった。そして出来る用事を済ませたらすぐに上りに飛び乗るという実に情けない失敗を犯してしまった。しかし腰や背中などに負担がかかっているときにはこのシートがとてもありがたいのであった。

今後305系の列車の導入が増えて、老朽化してきた103系の方は更に運行が少なくなるだろう。但し103系は場合によって直流交流両用の小倉~下関の間での運行があるかもしれないと個人的に希望する。この区域は直流でも電車を走らせることが出来るため今ある古い列車よりも断然に輸送効率が良くなる可能性を持っているからである。いつまでも昭和40年代で外観も中身も止まっていてはあまり良くないと思う。

しかし新しい列車が導入されるというのはすごく新鮮な気持ちになる。列車の表示もLEDによって現代化されている。その現代化というものは恐ろしいほどに加速してきているように思えている。しかしこれで唐津競艇へ行くときにでもこの列車に乗れたらたまらなく気分良く先のことが進められるのではないかと思ってしまうぐらいである。


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Posted by sansanhiroba at 09:22│Comments(0)メンバーコラム日記
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