さんさん広場 ブログ

里帰り２０１５年　その１


夫の実家は福山市だ。広島県と岡山県の県境の市である。福山市の海側の「鞆の浦」が、最近までテレビで放映された「流星ワゴン」でロケ地だ。夫の実家は、福山駅から徒歩１０分くらいのとこにある。新幹線から福山城が見え、その東北に実家がある。


〇夫が里帰りに積極的でない訳

新幹線を使うと博多駅から約１時間半で福山に着く。行こうと思えばいつでも行けるのだけれど、毎年ゴールデン　ウィークの時に、それも日帰りで帰るというとんでもない親不孝夫婦である。


夫のいい訳だが、現在の家は、夫が大学に行ってから立てたもので、生まれ育った家は残っていない。だから夫としては、何の感慨もない家なのだそうだ。だから「里帰りを積極的にはしたくない。」と言っている。


でも言われてみれば、私も１８歳で家を出たので、実家に１２年間しか住んでない。妹は長い間家にいたので、今の自分の家より実家にいる方がくつろぐと言っている。夫と同じで、私も実家より自分の家のほうが落ち着くので、食事に行ってもさっさと帰ってしまう。


私の実家は歩いて２５分くらいのところにある。西鉄雑餉隈駅を挟んで、私の家と反対側にあるので、わざわざ行かないといけないので、なかなか行かない。それに、昼間は友達と「カラオケ」に出掛け、整形外科で治療を受け、マッサージにも行っているので、行こうと思ってもいけない。

〇やっと出発

夫は行くのがよほど嫌らしく、グズグズとして「行こう」というモードに入って行かない。何度も「早くしーよ」と言いたくなったけど、言葉を呑みこんだ。


それでもやっと１０：３０頃に家を出た。最大５００円で打ち切りになる南福岡駅に近い駐車場にとめた。私が今松葉杖（最近捻挫をした）をついているので、南福岡駅でエレベーターを使った。そうしたら、南福岡から博多に行く電車に一本乗り遅れた。


私も一緒に行く時は（体調が悪くて行けない事もあった）必ず指定席を取るのだが、夫の「平日（４月３０日木曜日）だから座れるよ。」と言う言葉を信じて２０分ほど並んで自由席で行った。


博多駅のホームで「実家に電話をしーよ。」と言ったら、「うるさい」と夫は周りの騒音にぶつぶつ言いながらも電話をした。「もう福山に着いたのか」と言われたらしい。博多駅始発の「のぞみ」だったので余裕で座れた。「絶対にお昼はお寿司を用意してあるよ。」とは言ったが、小腹も空いた事だし「てら岡」の穴子巻きを買って（チョット高かったが）食べた。美味しかった。



そうこうしている内に福山に着いた。タクシーで帰ったことはなかったが、私が松葉杖をついているので乗った。日頃乗っていない夫は、上手く説明できないでいたが、無事実家にたどり着いた。



さんさん広場のKでした。