さんさん広場 ブログ

私がしてみたかった事の一つに「国境を歩いて渡る」があった。

絶対に日本から海外に行く時にしか出来ない事だからだ。



夫と共通の友人と３人で行った旅だった。

ロサンゼルスのディズニーランドとユニバーサル・スタジオで遊んだ後、

レンタカーでメキシコとの国境の町「サンディエゴ」を目指した。

結果的に夫１人で運転したが、念のため私も国際免許証を持って行った。



ロサンゼルスの空港からバスでアナハイム（ディズニーランドがある所）へ移動した。

お昼時だったので、Denny’s（ファミリレストラン）に入った。

どの料理を頼んでも、大量のフレンチフライズ（フライドポテト）が付いてくる。

こんなに大量のフレンチフライズを食べていたら、

ローファット（低脂肪）やノンファット（脂肪０）のヨーグルトやアイスを食べても、

意味ないじゃんと思った。



アナハイムのホテルはディズニーランドに歩いて行けて、とっても快適だった。

そこで、一つ事件が起こった。夫に、甚平（じんべい）を部屋着として着せていた。

その格好で、エレベーターに乗ったら、白人の女の子に驚かれた事だ。

きっと、その女の子は怖かったんだと思う。

でも、私としては甚平は部屋着としてOKだと思ったのだけれど、

やっぱり認められないんだと反省した。



サンディエゴは、スペイン調で、とてもキレイな青空の街だった。

スペイン風の大きな広場があって、その中をバスで見て歩く事が出来た。

トローリーバスが走っていて、移動が便利だった。

街中で夕食を食べてホテルに戻った。



サンディエゴで一泊して、車でメキシコとの国境に行った。

車でメキシコに入ると、アメリカに戻る時、

入国審査の時車をくまなく調べられて大変らしい。

そこで、アメリカ側の国境の付近には、

１日千円ぐらいで預けられるパーキングがたくさんある。

そこに車を止めて国境を歩いて渡ることにした。



メキシコに入ろうとしたら入国審査場はなく、

アメリカに戻る時困るのではないかと、

随分キョロキョロと探したが、何もない。

「まあ大丈夫だろう」と、徒歩でメキシコのティファナに入った。



するとバスが来たので、「中心部へ行くのだろう」と勝手に思って乗った。

バスには結構人が乗っていて、多く人が降りた所で一緒に降りた。

もちろん、バスの運賃はドルで支払った。

予想通り、街の中心部だった。



フラフラとその辺の店を歩いて回った。

すると、日本人が経営している店があり、

私が缶のままビール（「テカテ」と言うメキシコのビール。とってもおいしい。）を持っていたら、

「それは違法（お酒をむき出しのままも持つこと）なんですよ」と教えてくれて、

紙袋に包んでくれた。



清潔そうな（メキシコでは、「露天で食べて、食中毒で多くの人が死んでいる」と

新聞に書いてあった）店で、タコスを食べた。

この旅行ではひたすらタコスを食べたが、ロサンゼルスに近づくに連れて、

日本の味に近くなってきた。

ロスの空港で食べたタコスが一番おいしかった。


貧しい街で、子供がビーズで作った物とか売りに来るのだが、

かわいそうだが無視していた。



中心部からはタクシーに乗って、入国審査場まで行った。

メキシコからアメリカに入る時は、入国審査があり、バッグの中身も調べられた。

これで、車で行っていたら大変な事になっていただろうと想像できる。


〇とにかく、国境を歩いて渡る事が出来て大満足だった。

次の日は、ロサンゼルスのチャイニーズ・シアターの

近くのホテルに泊まった。

車でロサンゼルスにフリーウェイで向かったが、

車がドンドン増えてきて、ハイウェイから降りる道がたくさんあった。

よくぞ英語の地図と標識だけを

見て降りられたと今でも感動している。



レンタカーを返して、ロサンゼルス観光をした。

「プリティーウーマン」で有名なロデオドライブにも行った。

もちろん、外から見るだけだった。

「ナイキ」だけは買えそうな物がありそうなので入った。

トイレのドアノブの形が、ナイキマークだったのには感動した。



１ドル１５０円の時で、何をたべても高くておいしくなくて、

マクドナルドにも行ったし日本食の店でうどんを食べた。

私の主義として海外では日本食は食べない事にしている。

せっかく外国に来たのに、日本食を食べるなんて許せないと思っている。

その禁を破ったのは、このロサンゼルスでのうどんとスペインでの寿司だけだ。

悔しい！



ロサンゼルスの中心部に３日間いたが、警官が手錠をはめるとこを２回見た。

やはり怖いところだと思った。

日本では、手錠をはめるのを見るのはTV番組で見るくらいだ。

やはり治安が悪いのだと思った。



さんさん広場のKでした。