古き良き高校時代

2015年03月05日

〇通っていた高校

先日、JRの中で私の出身高校の女子を見かけた。制服では他の公立高校と区別がつきにくいが、襟に付けるバッジが目立つので、すぐ分かる。でも、なぜ平日の昼間に、西鉄沿線の学校の生徒がJRに乗っているのかが不思議だった。

私が通っていた高校は、女子が多くて全生徒の2/3を占めていた。ので、1学年のクラスは男女クラスが6クラス、女子クラスが3クラスだった。3年生になると文系・理系に分かれるので、男女クラスが多くなり、1クラスの中で男子が1/3以下ということもあった。

また、すべての行事は女子中心に進められていた。成績も女子の方が良く、職員室の前に張り出されるテストの成績一覧表には、1番から100番まで全員女子ということも多かった。

元の体育館が食堂になっていたので、とても広い食堂だった。中に売店があってパンや学用品を売っていた。昼食時になると食堂の席のほとんどを女子が占拠するので、男子は食堂の隣のプールサイドで食べている人が多かった。

夏になると、毎日のように男子の誰かが犠牲者となりプールに落とされていた。犠牲者はその場の雰囲気で決まっていたようだ。「落とされる」と分かると、眼鏡や時計やポケットの中に入っている物を出して、落とされていた。そして、濡れた制服が窓際に干されていた。


〇「もうかり」の制度

古き良き高校時代私の高校では、「もうかり」という素晴らしい制度があった。例えば、2時間目が自習になって、6時間目の授業の先生が2時間目に空いていたら、2時間目に6時間目の授業をしてもらって、5時間で帰れる事にするわけだ。1時間の「もうかり」だ。もしその先生の2時間目が空いていなくても、他のクラスの時間割を操作して時間割を入れ替えて何とか「もうかり」にしようとしていた。

そのためだけではないだろうけど、大きな全クラスの時間割表が職員室の廊下に置かれていた。この交渉をする権限があるのは、自治委員だ。学級委員みたいなものだが、この時間割を操作出来て交渉をする能力を持っている人が選ばれる事が多かった。

3年の時の自治委員は、学区外(高校に入学してから転居したため)から通っている「早く帰りたい」一念を持っている人がやっていたので、必死に時間割を操作して、よく「もうかり」の制度が使われた。

そういえば1年の時は女子クラスで、担任は若い男の先生だった。「もうかり」の制度のおかげで、午前中で帰れることになったのに、その先生が「5時間目に自分の教科の授業をする」と言い出したことがあった。そしたら、クラス全員ボイコットして帰った。

今にして思えば、とんでもないことをしたなと思う。今なら、誰もいない教室に行った時の先生の愕然とした気持ちが分かる。本当に悪いことをしたなと思う。もちろん、今ではこの「もうかり」の制度は無くなっている。


〇自習時間

自習時間には、食堂に行って自由に物が食べられた。高校の近くに私たちが「爺ばば喫茶」と呼んでいた商店があり、そこに買い物に行っておやつを調達していた。行くときは、誰かが代表になって、皆から注文を取って買いに行っていた。
古き良き高校時代
本当に良き時代の高校だったけど、今は普通の進学校になっている。本当に高校時代は楽しかった。今でも、年に2回学年の同窓会が行われている。2時間目の終わりにはカレー・うどんなどの簡単なものが出来ていて、10分休みにダッシュで食堂に行って食べたりも出来た。


〇バイク通学

もちろんバイク通学は禁止だったが、友達がバイク通学をしていて、学校の外に止めているのを先生に見つかった。だが、「気を付けて来いよ」の一言で済んだ。でも、喫煙・飲酒はもちろん厳しく指導され「停学」になっていた。


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Posted by sansanhiroba at 10:13│Comments(0)メンバーコラム日記
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