290.味噌汁のつづき…(from AME)

2015年06月03日

前回味噌汁のことをいろいろ書いたがなんとなくまだ言えていない部分もあってちょっと続きを書かせてもらうことに。

いろいろ終って味噌汁のある食卓につくと安心するものである。このパワーに感心するばかりだ。その味噌汁の命はダシにある。筆者の家の味噌汁であるが伝統的にかつおダシである。まぁダシの素を使っているわけではあるが、かつおダシでないとやはり物足りない。かつおダシの対抗馬にいりこダシがある。いりこの方が味も濃いのだが、母が品性を大事にしていたこともあってか…いりこダシは品がないという観念の元で我が家の味噌汁が作られたためイリコは縁のないものになっている。

290.味噌汁のつづき…(from AME)
いりこ=カタクチイワシである。カタクチイワシをカラカラに干していりこを作る。かつお節の場合は切り身を加工してダシにするわけだが、いりこのばあいは魚そのものがダシになるため生ぐささが残る場合がある。これが結構厄介もので具材やそれこそみその味を台無しにすることもあるために慎重に使いたいものである。外で食する味噌汁は大抵いりこダシの味噌汁である。かつおダシのものに慣れてしまうと違和感がある。

さて味噌汁の具材であるが、大抵家庭の味噌汁では2品の食材が使用されることが多い。一般的なものですぐ思い浮かぶのは豆腐とわかめ。大根と油揚げなどだろう。またナメコやカボチャなんていうのもある。我が家の人気ナンバーワンはジャガイモとタマネギである。この2品を使うと若干味が濃くなったような感じになる。これが我が家では人気である。またここ10年ほどで食べる味噌汁などというものが出てきて野菜を多く取るためのツールという感じにもなっている。ただしピーマンとかトマトのように合わない野菜もある。

肝心のみそについてはどうだろうか?我が家では常時使っていた信州みそがいつも利用するスーパーから姿を消してしまい合わせみそを使っているが後口が甘くまたかすが残ってしまうためもう一つである。また最近のメーカー品のみそはダシがすでに入っていて自分たちの好みの味にならないことが多い。便利さばかりを追求してしまうと仕様もない弊害にぶち当たったりするものである。

と、いろいろ挙げてみたが…大切なのはやはり味噌汁のある食卓を囲むホッとした雰囲気だろう。日本人にはこの殺伐とした世の中でも味噌汁とゴハンで幸せになるという特権を持っている。欧米化された食生活の中ではなかなか実現できないことなのかもしれないがこれが日本食というものなのではないだろうか?

家に帰るとキレイな奥様がいて帰りを待ってもらい、その食卓にはゴハンと味噌汁。焼き魚に漬物に小鉢が1つなんて昭和の食卓を思い浮かべられるが今はそんな光景はめっきり減ってしまったように思う。日に日に古き良き時代の素晴らしいものや慣習が廃れてゆくのは悲しいことである。

とかいいながらファミレスに入ってしまうという矛盾した筆者なのである。さすがにサイゼリヤには味噌汁はない…。
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Posted by sansanhiroba at 09:24│Comments(0)メンバーコラム日記
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